- AUSTRIA
- 2020.06.17
ウィーンを巡る画家クリムトの旅
Vienna is the capital of Austria and a popular tourist destination. In addition, Gustav Klimt who was a symbolist painter was born in Vienna. I visited the museums which exhibits the works of Gustav Klimt.
ハルシュタットから電車でオーストリアの首都ウィーンへ。

ウィーンには世界遺産に登録されているシェーンブルン宮殿やウィーン歴史地区があります。ウィーン歴史地区にはたくさんの素晴らしい建造物があり、観光客を愉しませてくれます。
その他にもウィーンには見所がたくさんあります。今回のウィーンの旅は2泊3日の旅です。2泊3日では、ウィーンの全てを細かく見ることはできませんでしたが、私が訪れたいと思っていた場所には行くことができました。
まず、ウィーン1日目は私の好きなウィーンを代表する画家グスタフ・クリムトをメインにした旅です。
ベルヴェデーレ宮殿 – Schloss Belvedere

ウィーン旧市街にあるバロック建築の宮殿のベルヴェデーレ宮殿。ウィーン歴史地区にある世界遺産です。
大きな庭に上宮と下宮があります。建築史上の傑作のひとつと言われています。そう言われている通り、素晴らしく豪華な造りです。

もともと、夏の宮殿として利用されていました。後に、マリー・アントワネットがベルヴェデーレ宮殿で過ごし、モーツァルトも演奏を行ったようです。
現在は、有名な美術品コレクションが並ぶ美術館として使われていて、オーストリアで2番目に大きな美術館です。

ベルヴェデーレ宮殿は、画家グスタフ・クリムト好きの私がとっても行きたかった場所です。なぜなら、クリムトの作品を世界一たくさん持っている美術館だからです。
ベルヴェデーレ宮殿の上宮の中を散策です。宮殿内も外観に負けず、とても豪華です。
クリムト作品のユディト Ⅰが登場です。

ユディト Ⅰは私の好きな作品のひとつです。ホロフェルネスの首を持つ女性ユディトを描いたもので、よく見ると少し怖いです。しかし、怖さよりも美しさが勝っています。とても華やかで、金色がアクセントになり、見る人を魅了します。

去年、東京でクリムト展に行った時も見ることができましたが、展示の方法が違うだけで、印象が変わりますね。
ユディト Ⅰがある部屋の次の部屋に登場するのが、日本の画家の琳派の影響を受け、金箔を多用しはじめたと言われるクリムトの作品の接吻。

接吻は、クリムトの代表作のひとつでもあり、ベルヴェデーレ宮殿の目玉ともされています。

クリムト作品以外も楽しんでいると、眺めがいい場所が。上宮は高台に建っているので、上宮からはウィーン旧市街の絶景を眺めることができます。

クリムトの絵を楽しむ上宮を出て、庭を散策します。

庭も花が美しく咲いていて綺麗です。庭の坂を下り、下宮に訪れました。下宮も美術館になっています。

所在地: Landstraßer Gürtel 3, 1030 Wien
ウィーン国立歌劇場 – Wiener Staatsoper


オーストリアのウィーンと言えば音楽の都ですよね。ウィーンに来たらウィーン旧市街にある世界で最も重要なオペラハウスのひとつであるウィーン国立歌劇場は外せません。ウィーン国立歌劇場もウィーン歴史地区にある世界遺産です。


チケットはホームページで予約できますし、当日チケットを購入することもできます。ただ、世界各国の人々が注目しているウィーン国立歌劇場の人気公演はすぐに予約が埋まってしまうので、事前予約をしている方がいいと思います。
所在地: Opernring 2, 1010 Wien
美術史美術館 – Kunsthistorisches Museum
女帝マリア・テレジア像が真ん中にあるマリア・テレジア広場前の東側に建っているのが、ウィーン歴史地区にある世界遺産の美術史美術館。


美術史美術館と見た目が似ている建物の自然史博物館が西側にあるのでご注意を。

世界トップクラスのハプスブルグ家が収集した美術品コレクションを所有しています。15~18世紀頃の絵画や古代エジプト・ローマの美術品を見ることができます。

美術の教科書で必ず見たことのある画家ピーテル・ブリューゲルの有名な作品が多く見られます。なんとブリューゲル作品の4分の1を所有しているみたいです。

豪華絢爛な階段ホール。天井フレスコ画や装飾が素晴らしすぎます。美しさに圧倒され、言葉が出ないくらいです。


私が美術史美術館に訪れた最大の目的は、クリムトの描いたエジプト・ローマ・ギリシャなどがテーマとなっている壁画です。大きな壁画なので写真1枚に収められません。

クリムトの壁画を画集ではなく、実際に真の前で見れるなんて感激です。本当に美術史美術館来て良かったと思いました。壁画は、日本には来てくれないと思います。ここでしか見られないのでとっても貴重な体験です。
美術史美術館をまわっていると、古代エジプトエリアらしき所に辿り着きました。

すると、クリムトの作品ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)が。裸の女性が持つ真実の手鏡を私の方へ向けています。古来、鏡は全てを映し出す、真実のシンボルとされていたようです。

世界一美しいカフェ – KHM


美術史美術館には赤いソファーが印象的な優雅で豪華なカフェがあります。カフェは吹き抜けで、天井のドームの装飾も素晴らしすぎます。

モザイクの床もとってもアクセントになっていい感じです。

まさに世界一美しいカフェです。カフェを見つけた時は、美しさに圧倒されます。

所在地: Maria-Theresien-Platz, 1010 Wien
初日は、クリムト作品を楽しみました。2日目の旅のメインは美しすぎるオーストリア国立図書館へ。まだまだウィーンの旅は終わりません。